先日、起業した大学の先輩と昼食を一緒に食べる機会があり、その際に会社の資料etc.を渡されました。
で、その資料の中に今後の事業展開・上場計画について記載があったので、「東証1部に至る道」についてちょっと考えてみたいと思います。
(法律や上場基準など、細かい数字については後のエントリでまとめて出します)
1歩目
証券取引所で取引されるのは「株式」(またはそれに近い投資証券)であることはいうまでもありません。
株式は株式会社以外では発行されませんので、まず「株式会社」を設立すること、または株式会社以外の会社を株式会社に組織替えするのが第一歩となります。
2歩目その1:社会性
さて、2歩目以降は東証1部までの過程が異なりますが、1つ目の原則として・・・
「社会性の高い事業で売り上げが一定規模立っていること・立ちそうなこと」があります。
例としてパチンコ業界を取り上げます。
パチンコホールを本体で(主な事業として)経営している上場企業はほとんどありません。
(マルハンが上場しようとしているみたいですが)
しかし、パチンコ関連(機械・関連サービス)の事業を行っている上場企業は多数あります。たとえば銘柄コード6400番台(機械)に8社が名を連ねています。
つまり上場企業数の差は、パチンコホールが「賭場」という社会性の低い(と一般的に認識されている)事業で売り上げ・利益を得ているのに対して、あくまで社会性がそれなりに認められている「機械製造」事業で売り上げ・利益を得ているパチンコ機器メーカー、という立ち位置の違いから生じている、と考えられます。
また、上場を見据えて社会性が低い事業を切り離す方法もあります。
たとえば先日「談話室 滝沢」の事業を引き継いだ東和フードサービスの場合、パチンコ事業を手がけていた東和産業からスピンオフし、外食事業を主体とした企業になった上で、上場しています。
2歩目その2:会社の規模
新興市場とそれ以外(市場名にカタカナやアルファベットが付かない市場)で、上場に当たっての会社の売り上げ・利益・純資産額などに関する規定に違いがあります。
前者は、企業の成長度合いや事業内容に重点がおき、会社の規模(売り上げ・利益額・純資産額・株主数)については比較的ハードルが低めに設定されています。
後者は、会社の健全性(利益がコンスタントに出せているか、など)や規模に重点を置いているため、設立して間もない企業には(大企業からのスピンオフでもない限り)かなり上場のハードルが高いといえます。
ベンチャーを立ち上げた、となるとおそらく新興市場を目指すことになりますので、まずは会社をいかにすばやく成長させられるか、が早期上場の近道と言えそうです。
さて、いかに健全な事業を行っているとはいっても、会社の管理体制がボロボロでは上場後にロクでもない目に遭います。このあたりは次回へ。
東村山REIT東証一部への道。
てゆうか、都競馬って賭場じゃない?
東村山REITって・・・(w
>都競馬
あれはあくまで「大井競馬場のオペレーター(兼地主)」であって、大井競馬の胴元(=主催者)ではない、というのがポイントかと。
まぁ、後は「お上のギャンブルはきれいなギャンブルなのです」という詭弁も成り立ちますが(w
掲載ありがとうございます。
日々前進してます。
近日中に第一歩、株式会社化します。
>ヤジュ様
ご来訪ありがとうございます。
(というか、連絡がもれていました。申し訳ありませぬ)
>株式会社化
おめでとうございます。その節は私にも一口かませていただきたく(マテ
http://www.matsui.co.jp/event/campaign_ipo.html